【傾聴の相談事例】
盛岡で活動を始めて20年。心の呟きを吐き出しながら、気持ちの整理をしていく方々のお話をお聴きしてきました。答えを出さず、あなたの心の中にある大切な気持ちを「そのまま」分かち合う時間を守ります。
セラフィの「傾聴」について
■ 私が提供する「傾聴」について
「傾聴」は、アドバイスをしたり、問題を解決したりするための時間ではありません。
目的を決めず、ただ“今の気持ち”をそのまま話せる場としてご利用いただけます。
■ ただ話すことで、気持ちが少し整理されていく時間です
• 何を話すか決めていなくても大丈夫
• 言葉にならない思いも、そのままで大丈夫
• 沈黙があっても、無理に話す必要はありません
「話すこと」が目的ではなく、“話してみたら、自然と気持ちが動いていた”
そんな時間になることを大切にしています。
■ アドバイスや方向づけは行いません
一般的な相談のように、「どうしたらいいか」を一緒に考えるのではなく、
あなたの言葉を丁寧に受け取りながら、必要に応じて気持ちを確かめる質問をすることがあります。
• 「こういうことですか」
• 「こんなふうに感じていらっしゃるのですか」
といった確認を通して、自分の気持ちの輪郭が少しずつ見えてくることがあります。
■ 答えを出さなくてもいい時間です
大きな喪失や、言葉にしづらい気持ちを抱えている時、“前に進む”ことがまだ難しい場合があります。
傾聴では、無理に整理したり、結論を出したりする必要はありません。
• いま感じていること
• まだ形になっていない思い
• いくつも同時に存在する気持ち
こうしたものを、そのまま大切に扱います。
■ こんな方に向いています
• 誰にも話せない気持ちを抱えている
• アドバイスよりも、ただ聴いてほしい
• 気持ちがまとまらず、言葉にできない
• 喪失や傷つきから、まだ立ち上がれない
• 自分のペースで向き合いたい
答えを出さずに、自分の気持ちを大切にできるようになったCさん
30代・男性(会社員)Cさん
20代の頃、家族との別れという大きな喪失を経験しました。
その出来事は、今でも心の中に“モヤモヤした部分”として残っていて、忘れたわけではないのに、どう扱えばいいのか分からないままずっと胸の奥にしまい込んでいました。
友人に話すには重すぎる気がして、自分の大切な気持ちを軽く扱われるのが怖くて、誰にも話さずに過ごしてきました。
けれども、時折どうしようもなく苦しくなる夜があり、考え続けて眠れない日も増えていきました。
気づけば、お酒の量も少しずつ増えていました。
「このままではいけない」
そう思ったとき、誰かのアドバイスが欲しいわけではなく、ただ“話すこと”が自分と向き合う一歩になるのではないかと感じ、傾聴を受けてみることにしました。
■ どのように進めていったか(Cさんの視点)
最初に聞いていた通り、カウンセラーはアドバイスをするのではなく、ただ静かに話を聴いてくれました。
けれども、ただ黙っているわけではなく、時折、「こういうことですか」「こんなふうに感じていらっしゃるのですか」と、私の言葉を丁寧に確かめてくれる場面がありました。
そのたびに、“ちゃんと聴いてもらえている”という安心感があり、自分の気持ちをゆっくり吟味しながら、本当の気持ちを探る作業が自然と進んでいきました。
また、「言葉ではこうおっしゃっていますが、こんな印象も受けました」と静かに感想を伝えてもらうこともあり、自分では気づいていなかった感情に触れる瞬間もありました。
急かされることも、方向性を決められることもなく、ただ“今の自分”をそのまま扱ってもらえる時間でした。
続けていくうちに、私は「答えを出す必要はないのかもしれない」と思うようになりました。
ひとつの結論にまとめるのではなく、自分の中にある“さまざまな気持ち”をそのまま大切に持っていていいのだと感じられたのです。
今では、その気持ちたちを“宝物のように心の中に置いておく”
そんな感覚で過ごせるようになりました。
理由のわからない不安と静かに向き合い始めたDさん
50代・女性(パート勤務)Dさん
子どもが独立し、家の中が急に静かになりました。
「寂しい」と言うほどではないのに、何をしていても心がふわふわ落ち着かず、理由のわからない不安が胸の奥に残るようになりました。
家族や友人には「大丈夫」と笑って見せられるけれど、本当の気持ちを話す場所がないと感じ、傾聴を受けてみることにしました。
最初は何を話せばいいのか分からず、沈黙が続く時間もありました。
けれども、カウンセラーは急かすことなく、ただそこにいてくれるだけでした。
少しずつ、「本当は寂しかった」「これからの自分が不安だった」そんな気持ちが自然に言葉になっていきました。
話していくうちに、気持ちに“答え”を出す必要はなく、ただ感じていることをそのまま扱っていいのだと思えるようになりました。
今では、「自分の気持ちを誰かに聴いてもらえるだけで、こんなに心が軽くなるんだ」と感じ、月に一度、自分のための静かな時間として続けています。

※上記の事例は、実際のセッションを参考にしたフィクションです。
