一度で終わらせない。「変化」を前提に人を理解するということ
- seraphyroom
- 19 時間前
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「見えない家事」という言葉、一時期よく耳にしましたよね。トイレットペーパーの補充や、ポットへのお湯足し……。
私はこれらを「未来の自分へのプレゼント」と位置付けています。
今朝起きたとき、昨日の私がシンクにカップを用意しておいてくれたおかげで、すぐに白湯を飲んで、こうして心地よく文章を書き始めることができました。小さなことですが、自分自身をケアする温かい循環を感じています。
前回は「自己理解・他者理解」の話をしました。今日は、その話を少し深めていこうと思います。
ここで一つ、心理学の基本として押さえておきたい大切なことがあります。
それは、自己理解や他者理解は「一度やって終わり」ではないということです。
もちろん、人には生まれ持った「気質」や「気性」など、簡単には変わらない部分もあります。でも一方で、その時の環境や役割に応じて、性格は少しずつ変化していくものです。
一度しっかり「私はこういう人」「あの人はこういう人」と納得しても、時間が経てば、その前提がズレてくることは珍しくありません。だからこそ、時々立ち止まって、自分や相手との関係を「アップデート」する視点が大切なんです。
では、どんなタイミングで自分を見直せばいいのでしょうか。
心理学の世界には「エリクソンの発達段階」という考え方があります。
私たちは一生を通じて、年代ごとに人生の課題やテーマが変化していくというものです。
たとえば、子供時代。
乳幼児期:親との信頼関係を築き、「世界は安心できる場所だ」と感じる時期。
学童期:学校や遊びの中で「自分にもできる!」という自信や達成感を育む時期。
そして大人になってからも、その時期ごとの課題は続きます。
20代(青年期):社会の中で「自分は何者か?」というアイデンティティを確立する時期。
30代〜40代(成人初期・中年期):家族を育んだり、仕事で誰かの役に立つことに喜びを感じる時期。
50代以降(老年期):これまでの人生を振り返り、次世代へ何を手渡せるかを考える時期。
人生の季節は、このように確実に移り変わります。
皆さんも、自分との向き合い方や家族との関係にふと引っかかりを感じたときは、「あ、今は変化の時期なのかもしれない」と捉えてみてください。
その前提で、接し方や行動基準を少しだけ調整してみると、その時期にふさわしい、より快適な居場所が見つかるはずです。
実は私も、50代に入ってから自分自身を何度も分析し直してきました。
若い頃の目標の立て方に微かな違和感を覚えたのがきっかけです。
そして、私は少しだけ行動の仕方を変えて、以前よりも自分に優しく動くことを意識しています。今回のような「先回り」は、ちょっとしたプレゼントです。
その日に全てを完璧に終えることはできなくても、「明日の私のために、これだけはやっておこう」。
そんな小さな一歩を積み重ねることで、今の混沌とした時間も、「これも今の私なんだ」と新鮮に受け入れられるようになりました。
皆さんも、無理に「完成形」を目指さなくて大丈夫。
変わりゆく自分を、「変化する生きもの」として愛おしく眺めてみませんか?
~もっと詳しく知りたい方へ~
今回ご紹介した「エリクソンの発達段階」は、心理学の中でも私たちの人生を俯瞰するヒントになる面白い理論です。もし興味を持たれた方は、「エリクソンの発達段階」で検索してみてくださいね。沢山出てくるので、ご自身に合いそうなサイトを参照してみると、深く理解が進むと思います。
【著者:佐藤真理子】
1970年八戸生まれ、盛岡育ち。
頭の中が多動な人ですが、パワフルだった20代を経て、今は少し落ち着いた50代。
人のお話を聴いて、その方の世界観に触れるのが何よりの喜びです。
一人で抱え込みそうなときは、いつでもカウンセリングを頼ってくださいね。
私のミッションは、自己理解と他者理解をほどいて、幸せな人生を送る親子を増やすこと。
このブログでも、少しずつ「心をほどくヒント」をお届けしていきます。
[カウンセリングのHPはこちら:https://wwww.seraphyroom.com]




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