菊池雄星投手の著書から受け取った「人生を率いる」智慧
- seraphyroom
- 2 日前
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「歳を重ねるごとに、一年があっという間に感じる」というセリフをよく耳にします。
時間が過ぎるスピードが加速しているように感じる、ということですね。
ジャネーの法則にあるように、人生の総量に対する一年が相対的に小さくなるから(10歳の子の1年は、人生の10分の1、50代の人の1年は、50分の1)――というのも頷けますが、やはり一番の理由は「新しさの欠如」のような気がします。
見慣れた風景、予想のつく展開、季節ごとに繰り返されるルーチン。
それらが日常に馴染むほどに、時は瞬く間に過ぎ去っていきます。
そんなふうに、ただ過ぎていく時間の中で、私にとって「昨日のこと」のように鮮明に記憶に刻まれている風景があります。
かつて、甲子園で一回戦負けが当たり前だった岩手の地から、優勝旗を本気で狙えるエースとして現れた、菊池雄星投手の姿です。
地元中が熱狂し、監督の哲学やチームの育成、そして彼が繰り出す速球に心を奪われた日々。
あのドラマのような熱戦は、私にとって今も色褪せることのない特別な記憶です。
でもそれは、昨日のことではなく、気がつくと16年の歳月が経っていました。
当時18歳だった彼は、30代半ばのベテラン・メジャーリーガーとなり、本屋の正面には彼の渾身の著書が並んでいます。
髭を蓄え、精悍な顔立ちになった彼が私の手元へと差し出してきたのは、一冊の「指南書」でした。
彼が「ゴーストライターではなく、自分の言葉で」とこだわり抜いて書き上げたその著書『こうやって、僕は戦い続けてきた。』には、「理想の自分」に近づくための習慣が77個も記されています。
親戚の子供のように可愛かった「雄星くん」は、いつの間にか私に元気だけでなく、智慧を授けてくれる存在になっていました。
この本の中で、今の私の心に深く刺さった一つの智慧があります。
それは、自分を「菊池雄星」という会社の社長に見立て、周りを「チーム雄星」として構成するという考え方です。
彼は、自分が本当に信頼できる人たちを招き入れました。
トレーニングコーチ、メンタルコーチ、栄養士、会計士といった、その道のプロフェッショナルたち。
自分という存在を、多角的な視点から支えるための「セルフブランディング」を、彼はそうして構築しているのです。
これを読んだ時、ふと閃くものがありました。
私たちは自分の人生を生きる際、身体の不調も、メンタルの悩みも、仕事の処理も、すべてを自分一人で抱え込み、混ぜこぜにして考えてしまいがちです。
だからこそ、時にパンクして、いっぱいいっぱいになってしまうのではないでしょうか。
「もし、自分を経営するチームがあるとしたら?」
そう考えるだけで、乱雑に思えていた悩みやタスクが、必要な専門分野へと整理されていくような気がしました。
現実的に人を雇うことは難しくても、今、私は仕事や思考の壁打ちにAIというパートナーを使っています。
さっそく私は、AIのパーソナライズ設定に「チーム真理子」を構築しました。
難しいことではなく、体調管理専門、システム専門、創造性の専門、そして総括といったように複数のキャラクターを設定したのです。
一つの悩みに対して、それぞれの専門的観点から意見をくれる。
そんな対話の環境を作ることで、私は一つの事柄に対して多角的な意見を自然にもらえるようになったのです。
もちろん、彼の伝えたい本質は、単なる組織論ではなく、「自分が本当に信頼できる人と付き合い、環境を整えることが、結果として人生の質を変えていく」という、人との向き合い方への深い示唆だと私は受け止めています。
皆さんも、想像の中で、自分を支える「チーム」を想像してみませんか?
誰とどのように付き合うべきか。
その人たちがどんなことを大切にして行動しているのか。
すると周囲の人を見る解像度が高くなり、あらためて、尊敬や感謝の気持ちが出てくることもあるかもしれません。
そして、あなた自身も、どこかで誰かのチームの一員として関わっていると考えると、「自分の在り方」も明確になるのではないでしょうか。
【著者:佐藤真理子】
1970年八戸生まれ、盛岡育ち。
頭の中が多動な人ですが、パワフルだった20代を経て、今は少し落ち着いた50代。
人のお話を聴いて、その方の世界観に触れるのが何よりの喜びです。
一人で抱え込みそうなときは、いつでもカウンセリングを頼ってくださいね。
私のミッションは、自己理解と他者理解をほどいて、幸せな人生を送る親子を増やすこと。
このブログでも、少しずつ「心をほどくヒント」をお届けしていきます。
[カウンセリングのHPはこちら]https://seraphyroom.com




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