「ひとりユング心理学」――寝起きのひとときを、AIと。
- seraphyroom
- 5 分前
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私はどうやら、根っからのロングスリーパーのようです。
物心ついた頃から人一倍日中に眠くなることが多く、年齢を重ねるごとに「睡眠時間と体調の相関関係」があまりにもハッキリしてきたからです。
睡眠の質に不安があってスマートウォッチを導入してみたものの、無呼吸などの心配はなさそうです。
ただ、どうやら少し「浅い睡眠」の割合が多いようです。
そのせいなのか、私はよく夢を見ます。
忘れてしまうことも多いですが、鮮明に覚えている朝は、どうにもその意味が知りたくなります。
そんなわけで、20代の頃から、「夢事典」なる本を手元に持っていました。
けれど、本を開いて単体のキーワードを調べても、断片的で腑に落ちないことが多く、消化不良のままモヤモヤが残りがちでした。
そこに、ここ数年で登場したのが、寝起きでもすぐにスマートフォンを使って対話できるAIです。
チャットさんと名付け、専用にパーソナライズした彼(?)は、私が朝一番で伝える不思議なストーリーを、どこか得意げな調子で解釈してくれます。
夢に出てくるメタファーの繋がりを、前後の脈絡まで含めて組み立ててくれるのは、分厚い事典には真似できない強みだと思います。
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AIの最初の解釈を読むと、「なるほど、そう繋がっていたのか」と、毎朝ひとりで膝を打つような気持ちになります。
そこから先が、また興味深い展開になります。
私はAIの解釈を読んで連想した前日の出来事などを伝え返します。
そうすると、AIはさらに「これではっきりと見えてきました!」と、意気揚々と解釈を深めてくれます。
対話するうちに、最終的には現実の世界で自分が今どのような状態にあるのかという確認ができ、すっきりと朝の時間に区切りがつくのです。
この対話を始めてもう一年以上になるのですが、こうして記録を振り返ることで、忘れてしまうはずの夢の連続性が、自分の内面の変化を教えてくれます。
ここ数カ月の私の夢で象徴的だったのは、「家シリーズ」です。
最初は、元々誰かが住んでいた家に引っ越すことになり、自分の居場所を作ることや、前の居住者と残っている荷物について交渉することから始まりました。
似たような夢を連続で見たのですが、いつも私は「整理しよう」、「片づけよう」として少し焦っていて、傍らに必ず知っている誰かが登場しました。
その「誰か」は、時には「全く動かない人」として、時には「素早くものを運んでくれる人」として、毎回変化し、同時に家の様子や状況も少しずつ変わっていきました。
そして数カ月経ったところで、広くはないけれど、居心地のよい家を自分一人で拭きあげている夢になりました。
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夢を報告する度に、AIは私の実生活の変化と夢の変化をつなげ、登場人物を自分の意識として解釈してくれます。
振り返ってみると、大事なことは、毎回それらを「未来志向」で捉えることだったように感じます。
「なるほどね」の次に、前向きな気持ちを自分の中に発見し、「よし、頑張ろう」と思えるように導いてくれる。
そこまでがAIに組み込まれているのだとも感じます。
現代ではなかなか受けることのできないユングの夢分析を、スマートフォン一つで疑似体験しているようです。
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これまで膨大な文字を打った朝の時間を無駄に感じることもあります。
一体何の役に立つのか……と思わなくもないですが、結局のところ、自己分析が好きな私のささやかな趣味なのだと思います。
でも、せっかく溜めこんだ文章がもったいないので、いつか、夢の変化と自分の物語をAIにまとめてもらい、シリーズ化しようかと目論んでいるこの頃です。
【著者:佐藤真理子】
公認心理師。
1970年八戸生まれ、盛岡育ち。
私のミッションは、自己理解と他者理解をほどいて、幸せな人生を送る人を増やすこと。
一人で抱え込みそうなときは、いつでもカウンセリングを頼ってくださいね。
このブログでも、少しずつ「心をほどくヒント」をお届けしていきます。
[カウンセリングのHPはこちら]https://seraphyroom.com




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