人は「扱われたように」振る舞う —— あなたがいる世界と、人間関係のカラクリ
- seraphyroom
- 4 日前
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これまで公務員や心理カウンセラーとして、短期の仕事も含め13か所以上の組織や職場を経験してきました。
さまざまな職場風土や人間関係を見てきて、そして多くのご相談をお聴きする中で、つくづく感じることがあります。
それは、「人は、周囲から扱われたように振る舞う」ということです。
心理学には、相手の態度と同じものを返したくなる「返報性(へんぽうせい)」という心理や、相手の表情や態度が無意識にシンクロする「ミラーリング」という現象があります。
私たちは自分が思っている以上に、周囲からの接し方や「置かれた環境」に大きな影響を受けているのです。
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たとえば、海外の心理学の書物で、こんなエピソードを読んだことがあります。
いつも怒鳴ってばかりで、スタッフを困らせていたクレーマーのお客様を、ある日丁寧に応接室へ通し、高級なお茶を出しておもてなしをしたところ、別人のように落ち着いて穏やかに話し始めたそうです。
そうすることで、お店側はお客様の要望を知り、説明や出来得る対応をすることで、毎日の怒鳴り声はなくなったとのことでした。
私自身も先日、混雑した駐車場でトラブルがあった際、係の男性がとても柔らかい笑顔で話しかけてくれたおかげで、安心して落ち着いて話し合うことができました。
男性の温かい態度が、私の穏やかな振る舞いを引き出してくれたのだと思います。
「私」という人間は一人しかいないのに、置かれる場所や相手からの扱われ方によって、まるで別人のような感情や行動が引き出される。
これは、家族、夫婦、友人、接客など、あらゆる人間関係で起きていることです。
この「カラクリ」を知ると、二つの大切なことが見えてきます。
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1. いま、理不尽な環境で傷ついている方へ
もし職場や学校で大切に扱われず、自分を責めているなら、その必要は一切ありません。
あなたが悪いのではなく、その環境の「扱い方」があなたの辛さを引き出しているだけです。
狭い世界にとどまる必要はありません。
あなたを丁寧に扱ってくれる「別の世界」へ行けば、あなたには、本来の魅力を自然と回復できる力があるのです。
2. 身近な関係性を変えたいと願う方へ
相手の態度を変えようとコントロールするのではなく、「こちらが相手をどう扱うか」の先出しを意識してみてください。
こちらが先に信頼を寄せれば(自己開示の返報性)、相手からも信頼が返ってきやすくなります。
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もちろん、世の中のすべてが、このように単純に進められるわけではないこともわかります。
それでも、「人は扱われたように振る舞う」という視点を持つだけで、気持ちがすっと軽くなったり、関係性を変える小さなきっかけが掴めたりします。
あなたが差し出す小さな温かさが、目の前の相手の素敵な振る舞いを引き出し、巡り巡ってご自身の過ごしやすい環境を作っていくのかもしれません。
そして、何より、「あなた自身が、自分のことを信じる」ことを忘れないでいてほしいと願っています。
【著者:佐藤真理子】
公認心理師。
私のミッションは、自己理解と他者理解を促し、幸せな人生を送る人を増やすこと。
一人で抱え込みそうなときは、ぜひカウンセリングをご利用ください。
このブログでも、少しずつ「心をほどくヒント」をお届けしていきます。
[カウンセリングのHPはこちら] https://seraphyroom.com




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