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子ザルのパンチ君と大リーガーが重なって見えた理由

  • 執筆者の写真: seraphyroom
    seraphyroom
  • 3 分前
  • 読了時間: 3分
ハイタッチ
ハイタッチ

数カ月前から、私のSNSのタイムラインに流れてくるようになった、市川市動植物園のニホンザル「パンチ君」。


生まれた直後から母親の育児放棄という試練に直面したものの、飼育員さんたちの手厚い人工保育でスクスクと育ち、自分の群れである「サル山」へ馴染むためのトレーニングを重ねています。


母親がいないハンデを抱えながらも、大人のサルたちのしつけの洗礼を受け、たくましく「社会」の荒波にもまれていく姿は、多くの人の心を捉えて離しません。


夜、寝る前のひと時にその姿を見るのが私の癒やしです。


二足歩行をして人間の子供のようなしぐさをしたり、ぬいぐるみの「オランママ」を毛づくろいしたり、小さな赤ちゃんを優しく抱きしめたり……。


その一瞬一瞬に、世界中のお母さんたちが母性をくすぐられているようです。


今日も果敢にサル山へ出勤する姿を見る度、自然と心の中で「#かんばれパンチ」と呟いてしまうのです。


そんな私に、最近ちょっとした不思議なことが起きました。


大谷選手をはじめとする大リーグの選手たちが、ベンチで笑顔を交わし、パフォーマンスやボディタッチで喜びを分かち合っている姿を見ているとき、ふと、あの猿山のおサルさんたちと重なって見えたのです。


言葉の壁や文化の違いを越えて、全身で「あなたとつながりたい」と伝え合っている選手たちの姿は、まるで豊かな群れの中で体いっぱいに絆を確かめ合う動物たちとどこか共通するものがありました。


どちらの姿も私たちの胸を打つのは、そこに損得のない純粋な温もりが溢れているからなのだと思います。


私たちは普段、日本人としてあまりボディタッチをしない文化の中で暮らしています。


実は、私自身も母親と「ハグ」をするような習慣はありませんでした。


それでも、身体的な接触がなくても、相手のふとしたしぐさに気づいたり、あたたかい言葉をかけたりすることはできます。


心理学では、こうした存在を認め合うためのふれあいのことを「ストローク」と呼びます。


猿や大リーグの選手たちのコミュニケーションは、まさに目に見える大きなストロークで溢れているのかもしれませんね。


彼らのまっすぐな姿に触れたとき、私たちの日々の暮らしにも、できる形で大切な人へストロークを届けるヒントが見えてきます。


大きなハグはできなくても、優しいまなざしを向けたり、ねぎらいの言葉をかけたり。


今日という日を懸命に生きる誰かと、そして自分自身と、小さな温もりで心を通い合わせながら過ごす瞬間を持てると素敵ですね。




【著者:佐藤真理子】


公認心理師。


私のミッションは、自己理解と他者理解をほどいて、幸せな人生を送る人を増やすこと。


一人で抱え込みそうなときは、いつでもカウンセリングを頼ってくださいね。


このブログでも、少しずつ「心をほどくヒント」をお届けしていきます。


[カウンセリングのHPはこちら]https://seraphyroom.com


 
 
 

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