身体に刻まれる「記憶」の不思議——梅仕事と、未来の私へ
- seraphyroom
- 2 日前
- 読了時間: 3分

昨日は午後から外出の予定がありました。
ところが、数日前に梅シロップ用に買っておいた青梅の様子を見てみると、ほんの少し黄色く色づき始めていて……。
「これは急がないと!」と、慌てて午前のうちに梅仕事に取り掛かりました。
もともと料理に手間をかけるのは得意ではないのですが、夏バテ予防に効くと聞いて三年前から始めたこの習慣。
梅干しと違って、消毒などポイントさえ押さえれば私にも美味しい梅シロップができるので、毎年ささやかな達成感を味わっています。
今回気がついたのですが、以前なら「面倒くさい」「手間がかかる」と感じていた工程も、3年目に入ると不思議と抵抗がありませんでした。
昨日は大谷選手の試合を横目で見ながら、何気ない少し手慣れた動作として自然に作業が進みました。
梅と容器を乾燥させてから外出し、帰宅後に氷砂糖と交互に瓶に詰めて終了となりました。
作業を終えてふと思ったのは、「身体の記憶ってすごいな」ということでした。
頭であれこれ考えながらやるのとは違って、慣れた作業はエネルギー消費が半分で済むような感覚があります。
少し専門的な表現をすると、自動化された行動は前頭前野の負荷が減るため、主観的な疲労感が小さくなると言われています
記憶には、今回のような「手続き記憶(身体で覚える記憶)」の他にも、言葉で説明できる「意味記憶」や、過去の経験を伴う「エピソード記憶」などがありますが、
特にこの「手続き記憶」は、加齢とともに記憶力が変化しても、比較的保たれやすいとされています。
そう思うと、たとえ将来、昔の出来事や細かい知識を思い出せなくなったとしても、こうして何度も繰り返して染み込ませた習慣は、私の身体の一部として残り続ける可能性が高いようです。
そう思うと、歳を取ってからでも、趣味も仕事も家事も、できるだけ楽しむために、今のうちに、たくさんの心地よい習慣を身体の記憶に染み込ませておくのは、自己投資になるかもしれません。
そんなことを考えながら、明日からは、毎日瓶を手に取って、溶け出すシロップをゆっくりと回す作業を忘れずに続けよう、と心の中にメモしました。
今年の梅シロップは、どんな味に仕上がるでしょうか。
シロップも、体の記憶も、未来の自分への、ささやかな贈り物のような気がしています。
みなさんも、「手続き記憶」の貯金をしてみませんか?
【著者:佐藤真理子】
1970年八戸生まれ、盛岡育ち。
頭の中が多動な人ですが、パワフルだった20代を経て、今は少し落ち着いた50代。
人のお話を聴いて、その方の世界観に触れるのが何よりの喜びです。
一人で抱え込みそうなときは、いつでもカウンセリングを頼ってくださいね。
私のミッションは、自己理解と他者理解をほどいて、幸せな人生を送る親子を増やすこと。
このブログでも、少しずつ「心をほどくヒント」をお届けしていきます。
[カウンセリングのHPはこちら:https://www.seraphyroom.com]




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